肩こり

《肩こりとは?》

肩から肩甲骨に生じるコリやつっぱり感、痛みなどで、ひどい場合には頭痛や吐き気を伴うこともあります。
肩こりには様々な筋肉が関係しますが、主に肩甲骨を覆っている僧帽筋や頸の胸鎖乳突筋や板状筋、肩甲骨周囲の肩甲挙筋・脊柱起立筋などの過緊張や循環不全によって生じます。これらの筋肉は頸や肩関節の動きをサポートする役割を担っているため、負荷がかかりやすくなります。
長時間のデスクワーク、PCやスマホの長時間の使用、不良姿勢、運動不足、冷え、精神的なストレス、自律神経の乱れなどが重なり、肩周辺の筋肉の緊張と血流不足によって起こると考えられています。

《当院での「肩こり」の治療》
問診と徒手検査を行い、鑑別すべき疾患かどうか見極めます。
筋緊張や痛みが強い筋肉への施灸や刺鍼をします。
肩こりの場合でも、肩周辺を中心に全身治療を行うことをお勧めしています。
全身のバランスをとることによって、より大きな効果が期待できるからです。
必要であれば、鍼への通電も行います(10~15分程度)。
その後、全身のあん摩(マッサージ)を行います。
ご希望であれば、ご家庭でできる運動や、セルフ灸のやり方と施灸部位(ツボ)などもご案内いたします。